未病管理(治未病)を全ての人に!
未病の対象者は全ての人です。未病は、「未ダ病ニアラズ」ですから、既病以外の人は全て対象ですが、既病の人も、治療中の人も他の病気について未病の管理が必要です。国民の全てに未病管理が実施されれば国民医療費の赤字は簡単に黒字(予算が残る)に変わります。


未病の専門家は、医師ではない!
従って、未病の専門家は疾病の治療を専門とする医師ではありません、保健師等の専門分野になります。医師は、医業の専門家です。保健師、鍼灸師、柔整師、漢方薬剤師、栄養士等が未病の専門家にならなければなりません。これらの資格者は医業を行わない医療人だからです。


かかり付け薬局である薬剤師を未病の専門家に!
かかり付け薬局が、未病も担当すると患者のために有効な未病管理ができます。かかり付け診療所よりかかり付け薬局を徹底することが必要です。患者はいろいろな医療機関に係ります。その度に多くは門前薬局を利用しますが、もし、かかり付け薬局を利用すれば全ての投薬情報が一か所で管理できます。(お薬手帳では不完全)そして、薬剤師と登録販売者(薬店)等が情報を共有できれば、もっと正確な管理ができます。将来は、かかり付け薬店も必要かもしれません。


未病管理アドバイザーは!
未病は既病の対立概念です。従って未病は病気ではないのですが、病気に近い心身の状態を言います。「未ダ病ニアラズ」「アラザル」ですから、病気ではないのですが「未ダ」ですから病気になる少し前を言うと考えます。病気が発症してから治療するのではなく発症する前に発症を防ぎ管理し改善することが大切です。
検査値が異常値をさしたり、自覚症状が出る前に管理し予防することが未病管理なのです。その未病管理のアドバイスを専門とする学会資格が「未病管理アドバイザー」です。